ICTビギナーの方へ

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更新日 2018年2月27日

近年ICT(IT)企業は、文系など“非情報系”の学生の採用・育成に力を注いでいます。宮城県のICT業界では実際にたくさんの文系出身者が活躍しています。

とはいえ、プログラミングなど「ITワーク」はハードルが高いと考える文系(未経験者)の方はまだまだ多いかもしれません。しかし、そんなことはありません。

文系・理系関係なく働ける仕事

文系出身の多くの方が気にするのが、「ICT業界に入ってやっていけるか」といった、自分の能力や適性のことでしょう。

この能力についてですが、他業界と同じようにICT業界にも多くの職種があり、必要とされる力は少しずつ異なります。 例えば、システムやソフトウェアを開発する(制作する)、「開発系」の職種を見てみましょう。

「プログラマ(PG)」
定められた設計にもとづいてシステムを実際に作るのがプログラマ。プログラミングを行う技術者です。なお、文系出身でプログラマとして活躍している方が多くいます。
「システムエンジニア(SE)」
プログラミングの基礎知識をもとに、クライアントから要望や予算をヒアリングし、これに基づいてシステムを設計します。クライアントと密接に関わりあいながら、納品やアフターフォローも担当します。

ふたつの職種を比較すると役割は異なり、適性も少しずつ異なります。
ICTの仕事に興味のある方は、各企業がどのような職種を募集し、その仕事の内容はどのようなものなのか調べてみるとよいでしょう

なお、チームで開発する時に「相談や報告を行えるコミュニケーション能力」、クライアントとのやりとりにおける「相手の要望を汲み取る力」「分析する力」においては文系や理系は関係ありません。

「伊達なICT-WORK」では、こうした適正への不安や疑問点を、さまざまな企業に直接ぶつけることができるインターンシップや業界研究イベントなどを開催しています。

〇メモ〇

ICT業界の職種は他にもいろいろとあります。

・「ITコンサルタント」…企業の業務上の問題をヒアリングし、システムの導入などを提案
・「セールスエンジニア」…ソフトウェアの基本的な知識をもとに提案営業などを行う
・「Webプランナー」…お客様とやりとりしながらWebサイトの内容を決め、制作を管理する

文系の「IT未経験者」も本当にやっていけるの?

2017年度 「伊達なICT-WORK せんだい・みやぎ」 文系出身の学生を対象とした1日/半日インターンシップの風景



宮城の開発系ICT企業の多くは、入社後に一定の期間を割いてプログラミングの基礎力を養う研修を行っています。こうした研修の多くは「プログラミングの経験者・未経験者」の区別がなく、プログラミングの初歩からシステムを構築するのに必要な基礎技術を修得します。
このため文系出身でプログラマになった方は、「プログラミングは入社後に覚えた」という方がほとんど。確かに入社直後のスタート時においては専門的に技術を学んだ方との力の差は否めませんが、3年後には同等に業務をこなしているケースが多いようです。
また「伊達なICT」を運営するMISA(宮城県情報サービス産業協会)でも、毎年2〜3ヶ月間の新人研修を実施してスキル育成を支援しており、多くのICT企業が新入社員をこれに参加させています。

もし、それでも自分はついていけるだろうかという不安が残る方は、まず「ICTへの興味があるかどうか」を考えてみましょう。
…ICTの新製品や新サービスを知るのが楽しい、アプリゲームやWebサイトを利用していて、見せかた・使いやすさに目が行く、パソコンに関係なく何か簡単なものでもものを作ることが楽しい。こうした好奇心があれば、文系出身者のチャンスはさらに広がります。
仙台のICT企業によるインターンシップに参加し、業界を覗いて自分の適性を調べてみるのも一つです。

ICT(IT)業界は「残業が多い」は本当か

IT未経験者

宮城県ICT業界の全体的な傾向として、いわゆる「ブラック」のイメージは一昔前の話になりました。
最近は「働き方改革」の動向が注目されていますが、各エンジニアは作業を自己管理し、1日のタスクがおわれば定時で退社することが多いのが現状です。
システム(ソフトウェア)開発の仕事は、完成(納入)までの工程を管理したプロジェクトとして進めるため、作業量を予め把握できることが多く、自分の作業スケジュールを比較的コントロールしやすい事情があります。
もちろん土日や祝日は休み。繁忙期は残業もありますが、これはどのような仕事も同じです。

また、近年のICT企業は働き方の選択肢が広がりました。フレックスタイム制、労働裁量制、中には在宅勤務のワークスタイルが確立されている企業も。また、働くモチベーションを高めるリフレッシュ休暇やバースデー休暇など、ユニークな特別休暇制度を取り入れる企業も多くなってきました。
なお、服装は企業により様々ですが、ビジネス・カジュアルが認められている企業も多いようです。

宮城県ICT業界団体MISAは、業界全体として技術者の地位と働く環境の向上に向け、この「伊達なICT-WORK」のほかさまざまな活動を行っています。

最後に、女性にこそおすすめしたいのがICT業界

ICT業界には、産休や育休など、女性が正社員として長く活躍できる福利厚生を整えた企業が多く存在します。もちろん、技術職として給料面も期待できます。結婚や出産といったライフイベントを通じて、自分のワークライフバランスに沿った安定した環境で仕事を続けていくことが可能です。