企業を知る
『ICT“文系"若手社員インタビューVol.1 岩淵 風香さん』
─ 株式会社東北電子計算センター
2017.12.4
ときに社員の半数以上が「非情報系」学部学科の出身者という企業も珍しくない近年のICT(IT)業界。
文系など、学生時代の専攻とは違う分野からICT企業に就職し、
長所を活かして活躍する若手社員をご紹介いたします。
岩淵 風香(Fuka Iwabuchi)
株式会社 東北電子計算センター(TEC)
営業企画本部 営業企画部 営業企画課
(東北学院大学 教養学部 情報科学科 出身)
あなたの長所を教えてください
- 「怖がり」なことでしょうか。
大きな仕事の前日など、細かなところが気になっていつまでも調査や資料の準備をしてしまいます。よく言えば「慎重」と言えるのかなと思います。 - 好きな「もの・こと」は?
- 今やりたいのは、バイクを買って遠出すること。
実は大型二輪の免許を持っていて、周囲にはバイクを楽しむグループがいます。その方々の影響を受けて、今、スポーツタイプのバイク「隼(ハヤブサ)」が欲しいです。
先日も猪苗代湖への遠出に声をかけてくださったので、早く一緒に行きたいなと思います。 - どのような仕事をしていますか
- 入社後は医療システムのインストラクターとして、クライアント様にシステムの操作をご説明していました。
現在は、主に自治体様にWebシステム導入の企画と提案を行っています。宮城県の県南から県北まで幅広くあちこち担当させていただいています。
最近少し変わった仕事では、畑を荒らす「有害鳥獣」監視システムの導入のため、山でカメラ設置を手伝いました。地元の、普通なら会えないような方々と仕事をし、びっくりすることだらけで面白いです。 - なぜICT業界を目指したのでしょうか
- もともとスマートフォンの最新情報に興味がありまして。ICT業界に入れば「きっといちばん早い情報が入手できるはず」と考えました。(笑)
それから、子どもの頃から機械に触れることが多い家で、ものを作ることが好きでした。システムなどを創るICT業界にあまり抵抗は無かったようです。 - 就職活動はどのような様子でしたか
- 私は多くの選択肢の一つとしてICT企業を考えました。そこで、銀行など他の業界と合わせ幅広く就職活動を行いました。
- 株式会社 東北電子計算センターに決めた理由は?
- 学生の時、会社説明に参加していた当社の先輩がとても明るく楽しい雰囲気の方で、いい会社だなと感じました。
当時、私は事務職は向いていないかもしれないという感覚がありまして。
実際に当社の面接を受けた時は、面接官の方々が全く堅苦しくなく、どこか自由な様子があり、のびのびとした当社の空気を感じました。ここで働きたいと思いました。 - 職場の雰囲気は?
- 仕事モードの時は皆集中してカタカタとキーボードを打っています。でも、雑談モードになると男女関係なくゲームアプリの話などで賑わいます。
上司は幅広い業界情報を持ち、仕事の参考になる本をいろいろ教えてくれます。でも、あまりに情報の速度が速く次々と本を教えてくれるため、全てをまだ処理しきれていません(笑)。これからというところです。 - ICT企業に入る前と入社後のギャップがあれば教えてください
- ICTの仕事イコール「机仕事」のイメージでしたが、実際は社外に出ることも多かったこと。
コミュニケーションの能力がなければやっていけない仕事なのだという点も、意外でした。
例えば、社内では自分が何をやりたいか、その進捗はどうかなど情報共有が欠かせません。お客さまへは、システムという形の無いものをご提案しますので、一人ひとりに合わせ、どのようにご説明すれば伝えられるかを考えます。
職場では文系や理系を普段意識しませんが、文系のほうが人づきあいはいいかもしれません。
- 仕事で苦労した点は? また、それをどう乗り越えましたか
- 仕事のために覚える知識が多かったのは苦労しました。
例えば、オンラインを利用した「クラウドサーバー」は、通信中のデータを暗号化して保護します。でも、そんな知識など始めは全くゼロでした。さらに、ICTの分野は調べた先でまた分からない言葉に出会うことが多く、「はー…」とため息をついてしまいます。
でも私は黙々と調べものをしていることが意外に好きですし、先輩に尋ねたりしながら、少しずつ私の分かる範囲を広げていきました。 - ICT企業で働いて良かったこと
- やはり、ICT分野の最新情報をいち早く知れること。最新の技術、便利なスマートフォンアプリなどを、家族や友人に教えられるのも楽しいです。
例えば弊社の取扱い品に、赤ちゃんの予防接種スケジュールなどを管理できる子育て支援アプリがあります。これを友人に教え、「いいね」と言われたりすると、「よしっ!」と嬉しくなります。 - これから磨きたいこと
- 仕事に役立てられるよう、話すスキルを磨きたいです。
興味を持っていただける話の組み立て方、話し方。それから、お客様がどのような話をされても付いていける情報の収集力。
これは仕事を離れても役に立つスキルですし、「人と上手く話せて悪いことなどない」と思っています。 - ICT業界が気になる文系などの方へのメッセージ
- ICT企業の中には、仕事にプログラムを打つ技術を必ずしも必要としない企業もあります。
もちろん当社には文系出身でプログラミングの仕事に進む人もいます。でも、何より、知識や技術は仕事をやりながら覚えていくことができるので、皆さん気兼ねすることなくICT企業に来て欲しいと思います。