企業を知る

『イキイキ働く大人を増やす』
  ─ 株式会社フロム・インパクト 

2015.11.11

トップインタビュー
株式会社フロム・インパクト 尾形哲也 代表 (聞き手)伊達なICT-WORK運営事務局

『イキイキ働く大人を増やす』というミッション

-御社のホームページを拝見して、まず気になったのは「ミッション」
『イキイキ働く大人を増やす』にはどんな思いが込められていますか?

尾形: どうせ働くなら楽しい方が良いですよね。人は起きている時間の大半を仕事に使います。仕事が苦痛だったら、その人の人生は不幸ではないでしょうか。親や大人が『仕事が辛い」「会社に行きたくない」と言ったら子供は大人になりたくなくなります。(苦笑)私たちはイキイキ働く大人を増やしたいと考えています。大人が変われば子どもも変わります。社会も変わっていくと思います。

何かを創り出す、自分が成長する、仲間と分かち合う、働くことそのものに喜びがある会社が私の理想です。イキイキ働く大人をみて、子どもたちが将来に希望を持ち、イキイキと成長できる社会をつくりたい。それが私たち今の大人世代が、次の世代の大人(=今の子どもたち)に引き継ぐべき使命だと考えています。

-なるほど、オフィスとホームページの雰囲気が一致している理由がわかりました。

株式会社フロム・インパクト1

消防士からの華麗なる?転身

-起業のきっかけを教えてください。

尾形: 実は前職は消防士だったんです。人の役に立ちたいと思い大学を卒業して消防士になりました。そのころの自慢は体力だけだったので・・。(笑)

-それがなぜIT企業の社長に?

尾形: アフィリエイト(成果報酬型広告)に興味を持ったのがきっかけでした。パソコンに向かうのが楽しくてしょうがなかった。もしかしたらこれで飯が食えるかもしれないと・・。(笑)

当社は2011年6月、東日本大震災の年に設立しました。フロム・インパクトの名前の由来は「From Impact(震災から)」です。

私自身は震災で命の危険を感じるような体験をしたわけではありませんが、それまでの自分は、どこか自分のためだけに生きていた気がして嫌気がしました。そして、もっと社会のために何かできる生き方をしよう。そう心に決めて、ITを通じて社会貢献できる企業を目指して設立しました。

現在の事業内容は、主にWEBマーケティングを強みとした事業展開を行っています。WEBメディアの企画・制作・運営、WEBコンサルティング、SEO対策、リスティング広告運用などです。簡単に言うと「商品やサービスをネットを通じてお客様にお届けする」お手伝いが私たち仕事です。「お客様が心を動かす何か」を徹底的に考え、用意するのが私たちの価値です。

最近、看護師求人に特化した自社メディアの運営をスタートさせました。今後は当社が掲げる「イキイキ働く大人を増やす」というミッションのもと、業種特化型の求人メディアをはじめ、「働く」にまつわる社会の課題を解決していくためのメディアをどんどん立ち上げていきます。


 

何かに没頭して、やり抜く情熱が不可欠です。

-採用について少しうかがいます。どんな人材を求めていますか?また大切にしている価値観は?

尾形: 私たちが考えるイキイキ働く人とは、「仕事そのもの」や「自己の成長」に喜びややりがいを感じつつも、利他にエネルギーを燃やし続ける人です。業界経験や職種経験は問いません。一緒に働く仲間として、私たちのビジョン・ミッションに共鳴できること。私たちが大切にする価値観を共有し、本気でビジョン達成を目指す人を求めています。

たとえ今は不十分でもぜひ目指してほしい価値観があります。
まず、「人間としての魅力」を磨くこと。年齢を問わず尊敬できる人を目指してほしい。
次に、とことん「考え抜く力」を養ってほしい。自由な発想で主体的に考える人を目指してほしい。
そして、何かに没頭してやり抜くことで本物の「プロフェッショナル」になってほしいですね。
私たちメンバー自身も仕事を通し、日々このような力を磨いていくべき事として捉えているものです。

-尾形さんのプライベートは?

尾形: 子供と遊ぶことが楽しいですね。妻は一緒の職場なので。
仕事が楽しいのでパソコンに向かうのは何時間でも、何日でも苦にならないです。比較的自由に時間が使えるので子供との時間は大切にしようと持っています。子供の成長に負けないように会社も成長したいですね。

株式会社フロム・インパクト2


 

社会に貢献する企業として

-これからどんな会社を目指しますか?

尾形: 私たちフロム・インパクトは、ITを通じて、社会貢献をする企業です。社会に本 当に価値のある事業とは何かを真剣に考え、自分たちに何ができるか知恵を絞り、地道な努力を重ね形にし、一枚岩となって実現へと向かっていく。そして、社会から頂いた利益をさらに社会課題解決のために使っていく。社会が少しでも良くなっていくために、存在する企業でありたい。そう思っています。

社会課題は、今日明日どうなるかなんていう、なまやさしいものではありません。私たちは絶対にあきらめません。到底解決できないと思ってしまうことにも粘り強く挑戦し続けます。

私たちの世代で成し遂げられなくても、志を受け継ぐ者たちが長い時間をかけてでも必ず成し遂げる。だからこそフロム・インパクトは存続し続ける必要があります。100年先まで志が引き継がれるような企業を目指します。